15年前の健康診断の結果が見つかった!(糖尿病による人工透析で障害厚生年金2級)
Aさん(男性)は15年ほど前に会社の健康診断で血糖値が高く糖尿病の精密検査を受けることを勧められましたが特に自覚症状もなかったために医療機関に受診をせずにいました。
その後10年前に糖尿病の合併症による腎不全で突然倒れ、救急車で病院に搬送されました。
それから腎臓の容態は回復することなく悪化し、現在は週3日の人工透析のために病院に通っています。
当事務所にご相談に見えられたのはその頃でした。
症状的には障害等級2級に該当するはずでしたが当初は初診日がわかりませんでした。Aさんの記憶をたどりながら15年前の会社の健康診断を受けた病院を思い出し、その病院に健康診断の記録が残っていないかどうか確認したところ、運良く記録が残っており、病院に初診日の証明をしてもらうことができました。
初診日と病院に救急搬送された日が期間がかなり空いていたために初診日と現在の症状との因果関係を認めてもらえるか心配されましたが無事に障害等級2級での支給が決定され、約150万円の年金を受けることができるようになりました。