先天性の心臓疾患による請求事例(障害基礎年金2級)
Mさん(女性)は、生後1か月の時の検診で、生まれながらに心臓の弁がうまく働かない病気があることがわかりました。それからというものは、激しい運動をすることができずに学校の体育の授業はいつも見学、働くようになってからも仕事中にすぐに疲れてしまい、会社をクビになったりしていました。
そんなときにMさんからご連絡をいただき、ご自宅を訪問してお話をお聞きしました。
Mさんは1人暮らしで在宅での仕事を何とかしている状態でしたが、誰にも頼らずに自立した生活がしたい、そのためには障害年金が必要なんです。とおしゃっていました。
先天性のものですから、20歳前傷病という国民年金の制度を使った請求です。国民年金には1級と2級しかなく、障害等級3級では障害年金を受けることができません。幸いにも主治医の先生もとても協力的で、お願いしたとおり、障害認定基準を見て、Mさんの障害等級が2級以上になるかを確認しながら診断書を作成していただきました。
こうしてMさんはまわりの協力もあり、障害等級2級の認定を受けることができました。年間約80万円の受給です。