自閉症スペクトラム障害で障害厚生年金2級受給決定
【請求傷病】自閉症スペクトラム障害
【請求方法】事後重症請求
【決定内容】障害厚生年金2級
Tさんは中学生の時の不登校を経て、普通高校に通学し、専門学校も特に問題なく卒業しました。その後親元を離れて就職しましたが、寮生活を送る中で人間関係が上手くいかず、地元に戻りました。
数年間問題なく仕事を続けていましたが、ある日突然、朝に起きられなくなり、出勤できなくなりました。少しして、夜中に大声を出す等荒れた様子になり、専門の病院を受診しました。最初の病院ではうつ病と診断され、薬も処方されました。しかし、薬を飲んでも体調不良が続き、仕事を続けることができなくなりました。
その後、いくつか病院を渡り歩きましたが、症状は一向に改善せず、ついには入院するまで悪化してしまいました。そのような中で、お母様が障害年金の請求手続きを進めることにしましたが、医師から対象にならないと言われ、その時は手続きを諦めてしまったそうです。
その後、新たな転院先で自閉症スペクトラム障害と診断されたことから、お母様が当センターに相談に来られました。
今回は主治医の先生に協力してもらえることになりました。遠方の通院先から今後近医に転院の予定であったことから、代わりにこちらで診断書の依頼を行いました。
無事に書類を揃えることができ、最後にこちらで病歴就労状況等申立書を作成しました。
発達障害をお持ちの方は出生時からのご様子をまとめていく必要があります。これまでの経過や現状について、お母様からお話を伺いお作りしました。
障害厚生年金2級で無事に受給が認められたことで、ご家族にかかる金銭的な負担も軽減されました。Tさんは月に1回の通院を続けながら、自立した社会生活に向けて就労継続支援B型事業所で働いています。
障害年金の書類を途中まで準備したものの、提出書類の多さや病歴就労状況等申立書の作成で壁に当たってしまい、提出を断念してしまったというお話を伺うことも多々あります。
事後重症請求の場合、請求月の翌月からの支給となります。後回しにしてしまうとその経過した期間分をもらい損ねてしまうことにもなってしまいますので、よろしければお早めに当センターまでご相談ください。初回の相談は無料でお受けしております。
【当センターでのサポート内容】
・診断書の依頼
・診断書のチェック、訂正依頼
・病歴就労状況等申立書の作成
・書類の取りまとめ、年金機構への提出