双極性障害で障害厚生年金2級受給決定
【請求傷病】双極性障害
【請求方法】事後重症請求
【決定内容】障害厚生年金2級
20歳になったWさんはその年の4月から就職しました。しかし初めての慣れない仕事のストレスや上司からのパワハラにより、メンタルの不調を感じるようになりました。そのため9月に専門医を受診し、それからはほとんど出社できなくなりました。翌年には退社し、アルバイトや就労支援B型で働くこともありましたが体調不良で長くは続きませんでした。
Wさんは就職してから病院を受診しているので、初診日に加入していた保険制度は厚生年金になりますが、20歳を迎え国民年金に加入した日から初診日の属する月の前々月までの年金保険料の納付状況が問われます。Wさんは初診日前まで年金保険料を納付されており、未納はありませんでした。主治医の協力もあり、無事に障害厚生年金2級で受給が認められました。
障害年金は初診日前の期間について年金納付要件が問われますが、20歳以降の学生やアルバイト就労中等の国民年金加入期間については経済的な事情により年金を納めていない方が少なからずおられます。年金の未納期間が多いと要件を満たせず障害年金を請求できないこともあります。
例えば学生期間に年金の納付が難しい場合は、在学中の保険料の納付が猶予される「学生納付特例制度」を利用されることをお勧めします。こちらは初診日前に申請している場合は障害年金上未納ではない期間とされます。
【当センターでのサポート内容】
・年金記録の確認
・診断書のチェック
・病歴就労状況等申立書の作成
・書類の取りまとめ、日本年金機構へ提出