双極性障害(障害基礎年金2級) 4つ目の病院の記録で初診日を証明
【請求傷病】双極性感情障害
【請求方法】事後重症請求
【決定内容】障害基礎年金2級
長く精神的なご病気を抱えているWさんについてご主人からご相談がありました。
10代の頃から自傷行為や多量服薬を繰り返していたWさんは20代前半に精神に関する初めての受診がありました。
制度について説明すると、ずっと年金を納めていないため障害年金はもらえないのではと不安に感じておられました。
念のためこちらで納付状況を確認させてもらうと、ちょうど本人が覚えている初診日のある年まで国民年金の納付遅れや未納はありませんでした。
ただ初診日が15年程前であったことから、最初の病院での受診記録が何も残っておらず、次の病院でもカルテはすでに破棄されていて、初診日が証明できない可能性がありました。
Wさんはこれまで複数の病院を受診していたため、順番に確認を取ると4つ目の病院に記録が残っていることがわかりました。その病院に証明書を書いてもらうことになり、当時のカルテにある初診についての情報をできる限り入れてもらうように依頼すると、本人が話していた初診の年が書かれてありました。
その記録と、Wさんが20歳から継続して国民年金に加入し記録にあった初診の年までまったく未納がないことを合わせて申し立て、無事に受給が認められました。
最初の病院で記録が残っていなくてもその後の病院のカルテに残っている情報等により初診日が認められるケースもありますので、ぜひご相談ください。
【当センターでのサポート内容】
・初診日の証明についての検討
・過去の病院への記録の有無等の確認
・受診状況等証明書の取得手配
・初診日に関する申立書の作成
・病歴就労状況等申立書の作成
・年金機構への提出